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コラム

(今日の一言)合衆国憲法修正第25条第4節

2018年12月25日 18:00

コラム

 最近のトランプ大統領の言動は、看過できないところまで来ている感じがします。マティス国防長官が2月28日付けで辞任すると発表すると、1月1日に修正して解任しました。次にパウエルFRB議長解任騒動。中央銀行の独立性がなぜ大切なのか、トランプ大統領に説明してもわからないのでしょう。そして、今度はパウエル議長を守ったムニューシン財務長官を解任しようとしています。ケリー前大統領首席補佐官の後任がなかなか決まらなかった時、ムニューシン財務長官が就任するのではないかとの観測もありました。それだけ、ムニューシン財務長官はトランプ大統領の、ある意味「お気に入り」だったのでしょうが、もう罷免リスト入です。時間の問題かもしれません。

 今は戦時ではないので、トランプ大統領でも回ってましたし、過去2年ぐらいは予想以上にうまく行っていましたが、次の2年はとんでもないことになりそうです。そうなると「合衆国憲法修正第25条第4節」が気になってきます。合法的な、大統領罷免措置です。閣僚の過半数で一時的に罷免できますが、米両院で2/3以上という高いハードルで罷免を可決できないと、復職します。よって、修正第25条を発動する時は、共和党と民主党の間で話が付いてないといけませんが、その可能性も十分高まってるのではないでしょうか。ペンス副大統領の大統領就任を待っている人は多いような気がします。

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