(今日の一言)バックミラーだけを見て車は運転できない
2018年11月14日 17:00
コラム
投資分析を生業にする人は、どうしても過去のパターンを分析して、それを未来に当てはめるということをします。もちろん、過去の分析は必要です。しかし、それだけで「未来」が見えるのでしょうか?
「米中間選挙後、株価は上昇する」「11月に米国株を買うと、春先には高くなっている」、これは事実でした。過去、大統領職の3年目の株価は必ず上がってましたし、米国株の季節性もかなり高い確率で起こります。しかし、それがそのまま今年もそうなるのかといえば、かなり慎重に見たほうが良いのではないかと思っています。
眼の前にはいろいろな材料があります。これまで時代を引っ張ってきた携帯電話の売上が減少に転じました。ハイテク株がこの先も好調なのか、心配になります。原油価格が急落してますが、単にイランを巡って需給調整が失敗しただけなのでしょうか。原油需要そのものが落ちているとなると大事件です。米中貿易戦争が今後どう推移していくのかもわかりません。欧州の製造業PMIはこの1年落ち続けてます。こうした中「米中間選挙が終わったあとの株は買いだって!」などと単純にはどうしても反応できません。
テクニカル分析にも言えることですが、過去を徹底的に検証しても、未来が見えるとは限らないと思ってます。バックミラーだけを見て車は運転できません。しっかり前を見て注意していきたいと思います。
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