(今日の一言)暗黙の日米合意
2018年10月5日 17:00
コラム
ドル円が115円の節目に差し掛かり、やはりというか、昨日「日銀、金利上昇を容認」というニュースが流れてドル円が落とされました。昨年から115円が近づくと天井を打つパターンが続いてます。人によっては「ムシューシンシーリング」という言い方をする人もいますが、やはり何らかの形で日米で105-115円ぐらいで収めることで、為替を政治問題化しないようにしようという「握り」「合意」があるような感じにさせられます。
安倍首相が自民党総裁選のときに口を滑らしましたが「トランプ大統領は為替で日本を攻撃したことはない」「トランプタワーで為替はふれないようにしようと話し合った」と言いました。115円で円安を止める責任が日本側にはあるのでしょう。だから量的緩和政策をとことんまで突き進めるとも言わなくなりました。
そうであれば、105-115円のつまらないレンジ相場がしばらく続くことになりますが、そうは言っても相場なのでいつまでも固定できません。どうなるか注目ですね。