(今日の一言)少しハト派的?だったパウエル氏
2018年8月27日 13:30
コラム
パウエル議長のジャクソンホールにおける講演は、少しハト派的だったとの評価。ただ、講演の大部分は、かねがね議長が口にしていた自然失業率や潜在成長率といった「自然」に対する懐疑、時代の変遷について述べた学術的なもので、最後に少し現状の経済について言及したのみです。
今の経済状況は「強い」と強調しつつも、2%を超えてインフレ率が高まる兆候はないといった、極めてバランスの取れた普通の内容でしたが、トランプ大統領がパウエル議長に対して厳しいツィートをした直後なので、もう少し毅然とした内容を市場が期待していたのでしょう。
市場は都合よく連想します。あまりハト派的でなかった分だけ、一部には将来米国は本格的ドル安政策を採ると考え始めてます。