(今日の一言)amazonプライム指数
2018年10月3日 11:00
コラム
英エコノミスト誌が出している「ビッグマック指数」は、各国の物価水準(購買力平価)を図るのに簡単で便利な指標です。現在米国におけるビッグマックは5.51ドル、日本では390円、よってビッグマック指数では、1ドル=70.78円が円の適正価値です。
ところで、アマゾンは世界各国でビジネスをしてますが、日本におけるプライム会員価格は3900円(約35ドル)と大変安い。米国では年額99ドルなので、アマゾンが考える円の適正レベルは、1ドル=39.39ドルとかなり円高水準です。他の国を見ると、英国109.5ドル、ドイツ85ドル、カナダ63ドル、フランス60ドル、イタリア・スペイン25ドルです。同じユーロ圏にあって、ドイツとイタリア・スペインの価格差が凄い。やはり同じ通貨を使うことに無理があるのかもしれませんね。