(今日の一言)為替トレードは「連想ゲーム」
2021年9月8日 19:31
コラム
昔、NHKの人気番組に「連想ゲーム」がありました(年齢がバレますね)。19時半からの放映でしたが、夕食の後、よく見ていました。
キャプテンのヒントに連想される言葉を言って正解を探すゲームですが、連想という意味では、為替トレードも連想ゲームの連続みたいなものかなと思います。
昨日、豪中銀の政策決定が注目されましたが、主要都市がロックダウン中にも関わらず、予定通り50億豪ドルから40億豪ドルへのテーパリング(債券購入縮小)を決めました。少し金融引き締めに動いたわけです。オーストラリア4大銀行が先延ばしすると予想していましたから、やや予想外でもありました。
しかし、豪ドルは少し上がりましたが、その後すぐ下げてしまいました。
明日(2021年9月9日)、ECB理事会があります。おそらく、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)における債券買い入れ額を縮小してくるとはず、と予想されています。つまり少しだけ金融引き締めに動くわけです。
ところが、ユーロドルは明日の「引き締め決定」前に下げています。豪ドルも、ユーロドルもどうしたのでしょうか。
それは、おそらく、この後にFRBのテーパリングあると決まっているからでしょう。豪中銀が動いた、ECBが動いた、それはFRBが動くからだと「連想」されるわけです。米8月雇用統計が弱かったので、「もしかしたらテーパリング先延ばし?」という期待が一部にありますが、たぶんそんなことにはならないのでしょう。
ZAI FXさんで、こうした点を書いてみました。もしよろしければ、ご参照ください。