(今日の一言)2020年最大のリスクは「左派リスク」
2020年1月23日 4:15
コラム
ヒラリー・クリントン氏がバーニー・サンダース氏を攻撃しました、「誰からも好かれてない」と。
https://www.excite.co.jp/news/article/Reuters_newsml_KBN1ZL084/
ウォーレン氏がサンダース氏から 「女性ではトランプ氏に勝てない」と言われたと攻撃したましたが、ヒラリーも、かねてより腹に一物があったのでしょう、ここがチャンスと見てサンダース攻撃を仕掛けました。
しかし、ヒラリーは本当に世の中が見えてない。彼女が攻撃したことで、サンダース氏の支持率がかえって急上昇しています。
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/us/2020_democratic_presidential_nomination-6730.html
大統領選挙ですが、多くの人はトランプ再選が最有力と見ています。まあ、おそらくそうなのでしょう。しかし、不満を持っている人はたくさんいます。ダウが3万ドル、4万ドルと上がったとしても、自分たちの生活は変わらず苦しいと思っている人はたくさんいるでしょう。
その不満の受け皿になるのは、現状サンダース氏しかいません。ウォーレン氏の支持者も被っていますが、二人の支持者は近い将来どちらか一人を選ばなければなりません。その時、サンダース氏とウォーレン氏の支持者が合算されることで、一気にバイデン氏の支持率を抜くことになります。
2020年大統領選挙、最大のリスクがそこにあると思います。民主党左派系候補の支持率が伸び、もしかすると大統領になるかもしれないことです。サンダース氏がもし大統領になったとしたら、これは社会主義革命が米国で起きるようなもので、ダウは軽く1万ドルは下がるでしょう。市場はリスクオフ大会になります。
実際に勝つ可能性は、ちょっとわかりません。しかし、トランプ氏も2016年の今頃は単なる一人の泡沫候補でした。この「左派リスク」十分に可能性があると思います。
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