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コラム

(今日の一言)ブレクジットの次はイタリアか

2019年3月26日 23:20

コラム

 FOMCのハト派化、独製造業PMIの急低下から、世界中の長期金利が低下していますが、こうした中でもさっぱり金利が下がらない国があります。イタリアです。

 先日ブルームバーグラジオを聞いていたら、大手ヘッジファンド・シタデル創業者、ケン・グリフィン氏のインタビュー番組をやっていたのですが、「ブレクジット、米中貿易問題、イタリア」の3つを懸念材料として挙げていました。イタリアは国家負債が大きく、成長低下、高齢化しているのに、でたらめなポピュリスト政権が舵を握っており、債務状況の改善が全く見込めない。そのうちデフォルトするのではないかと言っていました。欧州債務危機のときPIGSと呼ばれた仲間たち、ギリシャはダントツ悪く3%台後半ですが、ポルトガルやスペインの10年金利は1%台前半で推移しており、イタリア(2.5%前後)とは明確に違ってきています。

 イタリアは中国との間で「一帯一路」参加を決めました。米国はもちろん、多くの欧州諸国も中国との関係は慎重になってきています。そうした状況で参加するのは、もう「背に腹は代えられない」、とにかくお金が欲しいのでしょう。今後、注意してイタリアを見ていきたいと思います。

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